2009年5月25日月曜日

理性が働かなくなる時


ソウル駅北にある西大門公園。
世界的な不景気のあおりを受け日本の都心部の公園と同じく、この公園にも職の無い人々が生活している。
私は、この公園の散策中に、不信な光景に出くわした。
公園のマリア像のモニュメントの裏側で、上半身裸の女性が失神したような感じで寝そべり、近くで男性がふてぶてしい顔でタバコを吸っていたのだ。
なにがあったのだろうか?
近くのベンチで休息していると、1人の男性が声を掛けてきた。彼が話した内容はこうだ。
「あの二人さっきまで、屋外プレーをしていたんだよ」
「そして、その周りでは浮浪者が見学していた」
「あの男、大きいナニをだしてやっていたんだよ」
「近くの教会結婚式場からの帰りの客がその光景を発見して警察に電話してたよ」
「この近くにいると危ないから離れたほうがいいよ」
教会、結婚、マリア像、そして浮浪者による公共空間での屋外プレー。
幸福と不幸の境目で、人の理性が働かなくなった結末。
写真は、ソウル中区正忠路駅近くのヤクチョギルにあったタルトンネ。

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