2008年11月15日土曜日

デーリム・アーケード



チョンゲチョンの南側の一部は小さな工場が犇き合う町工場地帯となっている。金属を切ったり削ったりする金きり音、オイルの匂い、山積みされた鉄板、ネジ、歯車、小部屋のような小さな建物の中で働く人々。綺麗に整備されたチョンゲチョンとは対照的な様相を示している。
都心部にこのような場所が残っているのはソウルの魅力かもしれないが、近い将来郊外に移転され、この場所は再開発によりその魅力が無くなってしまう。
かつてのチョンゲチョンもそうであった。川の上を通っていた高架橋の下は市場となっていて活気があり泥臭いイメージがあったと記憶している。
わたしはチョンゲチョンが嫌いである。あそこには水が流れているのではなく、人の汗が流れているから。


0 件のコメント:

コメントを投稿