2008年11月1日土曜日

今日の夢(꿈)

私は、とあるソウル市北西部郊外の美川(ミチョン)と言う街に引っ越してきた。引っ越した家はアパートではなく、なぜか大部屋のある大きな家。

さて、引越しが終わった時間が丁度夕食の始まる時間だったので、大部屋では、夕食の支度が始まっていた。支度をしている人々は中国語を喋っていた、彼らはたぶん中国の朝鮮族の人々なんだろう。

夕食が終わり、大部屋では知人もなくみんな韓国人なので人見知り状態だった私は自分の部屋に戻り眠りについた。

……(自分は超高層マンションの最上階に近い階に住んでいた。そこからの風景は、このマンションと同じ高さの建物しか見えなく、つめたく、さびしい風景だった。下を見たがあまりにも視点が高いのでめまいがした)……

ふと起きてみたら。自分の布団の脇で、1人おばちゃんが布団もかけずに寝ていた。びっくりした私は大声を上げてしまい、その声でおばちゃんは起きてしましった。

「あ~ 寒い、寒い、ちょっと布団の中に入れて~」
と言って、おばちゃんは私の布団の中に入ってきた。
「あれ、日本語喋れるんだ」
「あ、わたし。ん、私は日本人でね、小さいとき朝鮮戦争のどたばたで孤児になり、ここで働いているんだよ」
そして、少しの会話を楽しんでいると。
「チンチャ、チュプタ(ほんと、さむいね~)」
言って、他の韓国人も布団の中に入ってきた。
ここの住民は、なんかみんな人懐っこい人々だ。

そうこうしているうちに、部屋の脇の廊下がなにやら賑やかになってきた。
私の部屋のドアの前を、カラフルで土着的な民族衣装を着た人々が、私に挨拶しながら通りすぎていく。
「さあ~さあ、君達早く準備しないと~」と彼らは言っていた。

そして、私は、民族衣装を着た人々の一行の後ろに着いていった。
細い路地を通りかかったとき、さっきのおばちゃんが話かけてきた。
「美川(ミチョン)って、風の成る風車(かざぐるま)の街で有名な場所なんですよ。」
「あ~。どっかのポスターで見ましたよ。小さな風車が町中に散りばめられているあの街ですね。」
そのような会話をしながら、彼らは大きな商店街の中に入っていった。終わり

夢から覚めて思ったのだが、夢で見た家はアジールだったのだろう。彼ら住民は、貧困、争い、人間関係など、なにか事情があって、ひとつの大きな家で共同生活をしているようだった。しかし、独特な民族衣装を着て興行の準備をしている彼らの姿は、生き生きしており、人間味のある温かい感性を持っていた。 そして、夢の中の人間味のある温かさと、その中の夢のつめたく、さびしい風景とのハイコントラストが非常に印象的だった。

写真は九老(グロ)工業団地で働く人々のためのアパート。たぶん。。

0 件のコメント:

コメントを投稿