2010年10月17日日曜日

放置された身体

私はどれぐらいの時間もがきつづけてきただろうか?

もう私を開放してくれる主人はこの世にはいない。

そして、私の前を通りすぎる誰もが私の存在を意識してくれない。

人間の生活を豊かにしてくれる機械。

しかし、機械は一度、主人を失うと闇の世界に葬られてしまう。

機械は人間そのもの。拡張された身体の一部だ。

だが、今の人間はいとも簡単に身体の一部を闇の世界に葬ってしまう。

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