2010年5月29日土曜日

心と光

ソウル市内で開催中のTokujin-Yoshioka展“SPECTRUM”に行って来ました。
 
視線は常にものごと(環境)への理解を求めている。
その理解を求める感覚が科学と芸術を創り出した。
科学は現視覚から生まれ、芸術は擬視覚から生まれた。
プリズムを私たちは科学を通して理解しているが、プリズムの芸術的表現を通して、現視覚と擬視覚が出会い、心と光が出会った。
そんなことを考えさせられました。
 
私たちの視線を線型に直進するものとみなせば、対象物の視覚像は並行する視線の束によって、対象物(像)が接触をうけて産み出された状態だと言えよう。これに対して、想像的な対象物のイメージ(像)は、視覚の束が対象物(像)に接触するのではなくて、対象のあらゆる場所にまったく等価に透過して産み出された擬視覚像にあたっている。『ハイ・イメージ論』吉本隆明

2010年5月28日金曜日

換気獣2

宇宙消防排気隊?
左手から排気をして一生懸命に働いてます。
右手は何の目的でそんなに長いのか?

換気獣

久しぶりの換気獣の投稿。
左が吸気獣で、右が排気獣なのかな?
はたまた、両手両足の付いた新種か?

2010年5月17日月曜日

光をつかむ階段


都会の中の名もない隙間に流れ落ちる光。
それをつかもうとしている名もない階段。

2010年5月12日水曜日

日本の自転車風景


以前日本で撮った写真。
場所は、大崎界隈。
日本でも韓国でも、自転車のある風景が好きだ。
木陰で佇む働く自転車くんとママチャリさん。
人間の感覚に一番密着した優しい乗り物。

2010年5月11日火曜日

“空間塁”Photo exhibition用HP開設。

自分が所属する写真グループ“空間塁”の
Photo exhibition用のHPが完成しました。
自分が開催したPhoto exhibition “Noise”の写真も見れます。
↓↓↓
http://www.spacelou.com/

自転車展示会


2010年5月9日日曜日

光のsynapse


光が無いと行動ができない。
光が無いと形や色が分からない。
光が無いと創造性が生まれない。

光の反射は人間に刺激(情報)を与えるシナプスのようなものだ。

2010年5月8日土曜日

創造的なこと

温度や圧力などの環境の変化で物質が多様化するように、木々の葉は光と言う環境感覚を求めていく。
そして、その感覚は目を造りだした。
その目は動く自由を発見し、様々な環境情報を蓄積し、その蓄積が知識や創造性を生みだした。
創造的なことがなぜ面白いかと言うと、その様な変化や新しいものを創るプロセスに似ているからかもしれない。

たしかに、意識と物質は、物質プロセスと情報の活動とがひとつの現実の二つの側面であるような、ある共通の秩序から発展してきたものだということがわかるかもしれないのです。……それらはただ習慣的な反応の場であるにはとどまらず、むしろかくされた創造的な源泉から湧き上がってくるような、なんらかのかたちの知識に近いと言えます。
菅啓次郎 訳 F.D.ピート『シンクロ二シティ』

2010年5月2日日曜日

重い空


天気が良いというのに、なんか空が重い。

自然の景観を切断し、景観を人工化し、そして最後に残った空までも、私たちは人工化してしまった。自然は時間が読める、しかし、この景観は時間が高次元に生り過ぎて、時間が読めない。だから、私たちは、この景観をなんと表現したら良いのか判らなくなるのだ。